会食が多い経営者こそ、休肝日をつくるべき理由
「経営者にとって最も重要な経営資源は何でしょうか?」
資金?人材?商品?、、、それもそうですが、私が考える最も重要な経営資源は経営者自身の健康だと思います。
会社の重要な意思決定は、すべて社長の頭で行われます。だからこそ、判断力や集中力を支える「睡眠」は、業績を左右する重要な要素といえます。
しかし、多くの経営者は取引先との会食や懇親会が多く、夕食時にお酒を飲む機会が少なくありませんよね。
「お酒を飲むとよく眠れる。」と感じている方も多いでしょう。
ところが実際には、その眠りは決して質の高い睡眠ではありません。
アルコールは「寝つき」を良くしても「睡眠の質」は下げる
アルコールには眠気を誘う作用があります。
そのため、飲酒後は比較的早く眠りにつくことができます。
しかし、体内でアルコールが分解され始めると、自律神経が刺激され、睡眠が浅くなってしまいます。
その結果、
・夜中に何度も目が覚める
・早朝に目が覚めてしまう
・熟睡感がない
・朝起きても疲れが残る
といった状態になりやすくなります。
また、深い眠り(ノンレム睡眠)が減少し、記憶の整理や脳の回復も十分に行われません。
「7時間寝たのに疲れが取れない。」という経験はありませんか?
そんな経験がある方は、睡眠時間ではなく睡眠の質に原因があるのかもしれません。

判断力の低下は会社の損失につながる
睡眠不足になると、集中力や判断力、感情のコントロール能力が低下することが分かっています。
経営者の仕事は意思決定です。毎日のように、
- 新規事業への投資判断
- 人材採用
- 資金繰り
- クレーム対応
- 重要な商談
など、多くの意思決定をしています。
わずかな判断ミスが、大きな損失につながることもあります。
反対に、質の高い睡眠が取れている日は頭が冴え、冷静な判断ができ、仕事の効率も高まります。
つまり、睡眠は「休息」ではなく、「最高の経営戦略」でもあるのです。
会食をやめる必要はない
ここで誤解してほしくないのは、「お酒を飲んではいけない」という話ではありません。
経営者にとって会食は、大切な仕事の一つです。
人との信頼関係を築き、新しいビジネスが生まれる場でもあります。
だからこそ重要なのは、お酒を完全にやめることではなく、メリハリをつけることです。
会食の場にとって、アルコールは時には潤滑油の役割もありますよね。

休肝日が未来の自分を守る
そこで、おすすめしたいのが、週に2〜3日の休肝日を設けることです。
アルコールを控える日をつくるだけで、肝臓がしっかり休めます。
- 睡眠の質が改善する
- 朝の目覚めが良くなる
- 疲労が回復しやすくなる
- 集中力が高まる
- 肝臓への負担を軽減できる
など、多くのメリットが期待できるんです。
「今日は会食がないから飲まない日。」そんなシンプルなルールでも十分です。
口寂しい時は炭酸水やノンアルに変えてみてください。
無理なく続けられることが、健康習慣では何より大切です。
社長が変われば、会社も変わる
健康経営というと、社員の健康づくりを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、その第一歩は経営者自身だということが分かったと思います。
社長が元気で、毎朝すっきりと目覚め、前向きに仕事へ向かう姿は、自然と社員にも良い影響を与えます。
そして会社の雰囲気が変わり、コミュニケーションが活性化し、生産性の向上にもつながっていくでしょう。
「睡眠は人生の3分の1を占める」と言われます。
その3分の1の質が、会社の未来を左右すると言っても過言ではありません。
まずは今日から、次の会食までの一日を「休肝日」にしてみませんか。
その小さな一歩が、明日の判断力を高め、会社の未来を支える大きな力になるはずです。
この記事を書いた人

- 健康経営アドバイザー
- メディウェイズ代表。健康経営アドバイザー、コグニサイズインストラクターとして、企業や地域の健康づくりを支援しています。オンライン運動プログラム「ちょいトレ」の運営を通じて、誰でも無理なく続けられる健康習慣づくりをサポート。運動・認知機能向上・健康経営の視点を組み合わせ、経営者や従業員の心身の健康とパフォーマンス向上に取り組んでいます。
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